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2012年9月

越戸川にも淡水海綿

昨日定例の調査時に、少し下流まで歩いてみました。日の出橋のところに大きな落差がありそこまで行って引き返してきました。「やはり、淡水海綿はどこにでもあるものではないのかな」と、強清水の近くに来たところで護岸の下に、まるで流れを避ける様に石と石の裏に白いものを見つけました。海綿でした。早速採取し、検鏡してみると高杯のような芽球骨片はカワカイメンと同じですが、高杯の杯のところが菊の花のように細かく切れ目がはいっていてとてもきれいで可愛いものでした。同定をお願いするつもりです。結果が出ましたらまたお知らせします。

10月になろうとするのにまだセキショウモの花が咲いていませんでした。とはいえ越戸川はなんとも多彩な川ですね。

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吹上原遺跡のケツ状耳飾

28日に伺い「ケツ状耳飾」を見せていただきました。白い石で作られていました。

「ケツ状耳飾」は縄文時代早期末から前期に全国的に流行した装飾品、と言っても誰もが使用したのではなく極限られた高貴な人が身につけていたようです。根古屋遺跡では179体の人骨が発見されましたがケツ状耳飾をつけていた人骨はわずか2体だったと書かれています。大発見ですね。和光市のこの市場峡海岸は中国との交易に早い時期から開かれていた事が分かります。また午王山の王子の墓捜しに再び再燃しそうです。

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吹上原遺跡の発掘現場を見せていただきました。

白子三丁目区画整理区域内、「花と緑のふれあい広場」跡地の発掘調査現場が公開されていましたので行って見ました。今まで公園として子どもたちが歓声をあげていたその土の直ぐ下に、古墳時代から弥生時代の住居跡、墳墓跡が長い時代に積み重なってそこにありました。住居跡の柱跡はとても深く、どのような機具で掘ったのでしょう。柱はどこからどんな木材を切り出して立てたのでしょう。なんだか家族の声が聞こえるようでとても感動しました。

土器も沢山出土していました。大きな弥生式土器、器のきれいな曲線が出ています。大きな鉢もまだ埋まってありました。この辺りの粘土を掘ってはこねて、乾かして、焼いて、作ったのでしょう。砂岩で作った包丁、石器もいくつか出土していました。ガラスのビーズもありました。紺色と緑色、染色の知恵もあったのですね。

貝塚があれば、またもっと楽しいなと思ってしまいました。区画整理区域内ですから数年後には道路が通り家が建ち遺跡はなくなってしまいます。でもこの感動を次の和光市民にも味わって欲しいものです。

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越後山の緑

今日、第五小学校近辺の雨水や湧水の流れが、どのようになっているのか現地視察をしました。越後山に行くと緑地の松が沢山枯れていてびっくりしました。マツクイムシなど虫害によるものと思われます。松は枯れて全滅しそうな勢いでした。とても心配です。和光市では「緑地保全計画」にこの越後山を私有地ではありますが入れています。その緑地がこのような状態ですので、何とかこれ以上広がらないよう手を打っていただきたいと思います。

その後、白子・向山に行き白子川のこのエリアの面白さをみんなで共有しました。

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学校給食の放射能検査

和光市の学校給食の放射能検査は提供した1人分の食材を1週間分まとめて機械にかけています。これでは値が出た場合取り返す事が出来ず、またまぜこぜなので問題のあった食材がなかったのかが分かりません。先日の原発を考える会で提案した方がおられました。早速調べると朝霞市が事前検査を行っている事が分かりました。

問い合わせました。朝、センターで調理する小学校分、中学校分と自校式の2校の、児童生徒1食分をシンチレーターにかけているそうです。1検体45分、給食には間に合うそうです。限界値は10ベクレルと一寸高いのですが、もし出た場合は急遽他のものを提供することになっているとの事でした。現在までその様な事態はなかったそうです。

給食の事、牛乳の事も父兄と何度も何度も協議をし、このような方法になったと言っていました。和光市ではどのような父兄との協議がなされたのでしょう。

しかし事前に計測する事が可能だと知りました。事前に行って欲しいと思います。

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原発を考える会に参加しました。

先月開催された川根眞也先生の講演を伺っての振り返りの話し合いをしました。

格納容器は壊れないように設計されているのであって、何故そうなったのか検証し対応を考えなければならないのだ、とのご意見がありました。廃棄物もガラス固化をして地下に埋める、と理論的には出来ているのだとおっしゃいました。しかし、今回のように暴走してしまった放射能を押さえ込む力は、人間は持ち合わせていない事が今回の事故は明らかにしています。

廃棄物も処理の方法はまだ確立できていません。廃棄物を安全に処理する方法がないのに原発を稼動する事は出来ない、そうではないでしょうか。まずは全原発は止めなければなりません。

そして全国に撒き散らせた放射能にどう対応していったら良いかと言う事が喫緊の課題です。子ども達に食べさせる食料、水、空気をどのように確保していくか、会ではサロンを開催していますので皆様と話し合いたいと思います。そして一つ一つ課題を取り上げ対応が考えられればと思います。

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シルバー人材センターに行ってきました

何年ぶりでしょうか、朝霞の事務所に伺いました。

今後、少子高齢化で生産人口は減り、高齢者の割合が高くなってきますので、退職後も元気な方はどんどん働いていただく事が求められていくとともに、障害を持つ方とも仕事をシェアして支え合いながら社会を作っていく、その様な方向になるのではないかと思っています。シルバー人材センターの仕事の中に「企画提案方式」と言うのがあり、これは立上げ補助ですが、行政施策に添った事業をシルバーで請け負っていく事業に3年間の補助金が出るというものです。朝霞のセンターではまだ取組みの考えはありませんでした。しかしリサイクルの関係では何が出来るのではないか、出来たら良いなと思っています。

シルバー人材センターに登録した方々が横に繋がって情報交換が盛んになれば、それぞれの得意分野や今までのキャリアが活かせる仕事と言うものが考えられるのではないでしょうか。

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AIDで生まれるということ

渋谷の光塾で開催された非配偶者の精子提供による出産で生を得た方の話を聞いてきました。我が国では1949年に第1子が誕生して以来、非配偶者の精子提供、卵子提供による子供が相当数出生しているようですが、違法ではなく戸籍にも記載がありませんので確実な統計がないようです。最近は海外で手術を受ける事例も多くなり、今後問題が起きないか懸念されます。

当時は慶応大学の医学生の、中でも運動をやっているような健康な1人の学生の精子を10人に処置していたようです。ドナーは秘密にされているため自分が精子提供の子どもだと分かっても、ドナーは誰なのかは全く分かりません。日本では法整備が出来ていなくて全くの無法状態との事でした。当事者は38歳の医師でした。インターンの時血液検査の実習で自分の血液からその事が分かり、自分の土台が崩れていくのを感じたと言います。宙に浮いた状態。今はAIDで生まれた子ども達の団体をつくり相談に乗っているとの事でした。

大人の身勝手で、非配偶者からの精子提供や卵子提供をして欲しくないと思います。ですがどうしてもそうするのであれば、ドナーにたどり着く道を残しておかなくてはいけないと思います。(赤ちゃんポストもです)

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向山の淡水海綿

白子川・向山の河床に付着生息している淡水海綿は益田芳樹先生に生標本をお送りし、「カワカイメンEphydatia fluviatilis」であると同定していただきました。

カワカイメンは全世界広く分布しているそうですが、どこでも見られると言うものではないとおっしゃっています。海綿の生息する水域は、他の生物も多様に生息している豊かな水域と言えるようです。地味にひっそりと生息するこれら底生生物が、何時までも生息し続けられる環境を持ち続けたいものです。

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白子川の河床に海綿が生息

先日白子川・向山の調査時に河床に張り付いたスポンジ状の物を、一緒に調査していたIさんが見つけました。何だろうと持ち帰り検鏡すると白い針状のものの塊でした。生物ではない?のかな。岩国市ミクロ博物館の末友先生に検体をお送りし同定をお願いしました。

先生からメールの返信があり「淡水産海綿の針状のものは骨片だろう」との事でした。海綿は5000種あり淡水産は150種、日本では30種が確認されています。淡水産海綿の研究者は少なくどこに同定していただけるのか再度問い合わせています。埼玉県では越辺川、北川辺、川の博物館近くで確認された事があるとの事でした。海綿は下等な動物ですがとても面白い生物のようではまりそうです。海綿の同定が出来ましたら又ご報告します。

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