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2013年2月

「発送電分離」?!院内集会

議会の会期中ではありましたが衆議院議員第二会館で開催された「発送電分離」の集会に参加してきました。国会内で開催されていた「電力システム改革専門委員会報告書(案)」が2月提出されました。経済産業省・資源エネルギー庁電力市場整備課調整官の安永崇伸氏による報告書の説明があり、今後2年かけて第一段目「広域系統運用機関の設置」、翌年第2段目で「小売参入の自由化」、更に2年以降「送配電の中立化、料金規制の撤廃」との計画が示されています。

その後WWFジャパンの小西雅子氏の「規制組織が重要、原発再稼動を握ったまま新しいエネルギー政策は疑問が多い、国民みんなで注視して行かなくてはならない」とのコメントがありました。その後の町田徹氏のお話では「生ぬるい! 発送電分離はもっと早くできるはず、再稼動を温存しているからに他ならない。原発は止めても廃炉、放射性廃棄物など民間では対処しきれないものがある。まずは原発に頼らないエネルギーにシフトする事を明確にする事が不可欠だ。」町田氏は脱原発論者ではないが、コストを考えると莫大な料金となってしまう。料金で競うと原発での発電は難しいと感じると言っていました。

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住宅地図にない市道107号線

今議会に上程されている市道認定の中の107号線を会派のみんなで見に行きました。今回の白子三丁目区画整理事業で区域内の市道が廃止され、区域外で使われている市道を再認定するものです。その中で市道107号線は当初から住宅地図にも掲載されていない使われていない道路です。道路面積23㎡(10年ほど前に私的に調査)とありましたので幅員1m、距離23mではないかと思われます。多分近年この道路を通った事のあるのは須貝だけだと思います。105号線に接続している部分は道があるようにも思えますが通り抜けるのは至難の技です。

私がこの事を確認できてから行政に対して何度か処分するべきと言ってきました。今回道路として再認定するとの事ですが、幅員も1m程度ですので拡幅の必要があります。先が崖ですので階段でも作るのでしょうか。今までも使われてきていない道路を再認定する理由が分かりません。

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道路認定が今回も提案されています。

今回提案された道路認定の内、市道630号線は白子3丁目で行われた開発地です。幅員4.5m、長さ33mの行き止まり道路です。距離35mあれば旋回のスペースが必要ですが33mですので単なる行き止まり道路です。

このような行き止まり道路を機械的に市道に認定するのは問題だと思っています。市道に認定すれば売買がし易くなるかもしれませんが、閉鎖する事は出来ません。私道であれば時間的に閉鎖し、子どもの遊び場、井戸端会議もできます。今回提案されている「健康づくり基本条例」の集いの場(ラジオ体操など)にも可能です。

空地の少なくなった和光市ではこれからはこのような行き止まり道路、コの字道路などをオープンスペースとして活用できるようにするべきだと考えています。

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自然の保護の難しさ

市内カワモズクの定期的な継続調査を行っているので、昨日あるふれあいの森に行きました。此処では一昨年の秋から発芽しましたが途中で種が変わってしまいました。カワモズクの水路の住み分けは聞いた事がありますが、時期的な住み分けがあるのだろうか、それを確認するために毎月観察をしてきました。1月に新たなシャントランシア体が現れてきましたので、最初の配偶体が何かをとても楽しみに待っていました。

昨日訪問すると水路が変更され、元の流れは水が止まり泥で覆われてシャントランシア体はすべて消失しました。ふれあいの森は公開していますので誰でも入れます。散策できます。ですので仕方ないとは思いますが、絶滅危惧種であり和光市の緑の基本計画に「貴重種」として掲載されている生物ですので、何らかの方法で保護する事が出来ないものかと思っています。カワモズクはまだまだ謎につつまれた存在ですので暖かく見守っていきたいものです。湧水がある限りまた生息してくると思います。楽しみに待っている事にします。

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竹川病院の樹木

S氏のお見舞いに竹川病院に伺いました。上板橋駅から昔の町並みのとても賑やかな通りを過ぎ、交通激しい川越街道を渡ると、静かな地域に入ります。大きなケヤキの残る敷地にその病院はありました。3000坪の敷地、ケヤキの囲まれた民家を買い取り建設されたと聞いていますが、その際、在来のケヤキを残した設計がなされていてます。従って建物周辺の通路が樹木を避けてくねくねと曲がっています。ケヤキは上部が伐採されていましたが、夏は緑が病院を覆っていると思われとても素敵なところでした。

S氏の案内で病院内を観て廻りました。ガラス越しに近隣の公園や遠く富士山が望めます。屋上はいつでも出る事が出来、池袋、新宿の高層建築が見えました。花壇がたくさん配置され、憩いの場となっていました。

町の中にはまだ大きな樹木が残っていたりして、一足中にはいるととても閑静なところでした。駅前には「再開発反対」ののぼりが立っていました。再開発でない整備の方法をみんなで考えてもらいたいと思いました。

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区画整理事業

和光市では現在5ヶ所で区画整理事業が進められています。もとより区域内の住民がより良いまちづくりを求めて行われる事業なのですが、本当に区域内住民にとってより良いものになっているのか疑問です。

今日、その内の1区画事業区域内の方から相談があり、ご一緒に専門家を訪ねました。敷地内に登記がなされていない部分があり、隣地の立会いが難しかったため、そのまま仮換地が行われました。事業が大分進んでしまったので諦めようかとの事でした。しかし地権者の土地所有権は尊重されなければならないという区画整理事業の本旨から、未登記の部分は相当の広さがあるので諦めず隣地の方と協議する努力をする事となりました。昔の土地売買は結構曖昧なところがあります。縄伸びの扱いも場所によってはいい加減な処理がなされる事もあると聞いています。

良く聞けば隣地の方も困っておられる様子、協議をし立会いの元、実測図を作る方向で進められるようで安心しました。土地の実測図がすべての基礎になるのですから。

区域内の方が納得のいく区画整理事業でなければならないと思います。

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高木学校第16回市民講座に参加しました。

午前中、大坂の植生調査があり、慌てて開催場所のカタログハウスに出かけました。午前中の講義は崎山比早子氏、瀬川嘉之氏、奥村晶子氏など貴重なお話があったのですが残念。

午後の話し合いに出ました。興味あるグループに参加し議論を深めます。私は「被ばくをしない、被ばくをさせない社会」に参加、一番人数の多いグループでした。学校の先生もいらして学校で原発、放射線の批判をするのは大変困難な事がある事、また被ばく労働者の事が表に出ていない事など、問題提起がありました。副読本は今年度ただ配布に終わっている学校が多い中で、来年度はこの副読本に添って授業をする事が義務付けられる様だとの事も。実は教師は放射線についての知識がある訳ではない事も、一方では家庭ではどうなのか、もちろん両親も放射線の平和利用の名の元に科学的な学習はなされてこなかった。今回こそ学校では基礎、基本を伝えて欲しいと思います。放射線とはどういうものか、また生物とはどういう仕組みをもっているのか、この基礎基本をしっかり教えて欲しい発言しました。現象だけを捉えて「こわいものだ」と言う教え方は現在の「安全だ」と教えたことと代わらないと思います。私達のグループでは結論は出ないのですが「正しい知識を学ぶ事」「それを伝えていく事」「つながる事」と纏められていました。

崎山先生ともお会いし、高木学校に講演のお願いをしている事を伝えました。崎山先生がもし、和光市でご講演くださるとしたら本当に嬉しい事です。

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「病気にならない生き方」新谷弘実著

和光市図書館で米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授・新谷弘実氏の「病気にならない生き方」を借りてきました。スコープによる大腸がんの手術を開発された方でアメリカと日本を行き来し両国の多くの胃と腸を診察してこられました。

新谷先生の癌治療で再発率はゼロ%、その秘訣は食事を変えると言う事です。肉を少なく玄米と野菜を主としてとる、日本の元禄時代の食事が最も健康に生きる食生活だと言う事です。1970年代アメリカは膨大な医療費に苦しんで国家を挙げて調査し、5000ページに及ぶ「マクガバン・レポート」が出来ました。近年日本食が海外で見直されているのもこのレポートです。アメリカで食事の改善が図られアメリカ人の腸のようすが変わってきたと言います。一方日本人の腸は以前のアメリカ人のように固くなってきたと言っています。

医療費の改善は食生活の改善かも知れませんね。

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朝霞市の湧水

朝霞市の湧水・代官水から城山公園辺りを散策しました。20年ほど前の記憶をたどって流れを見に行きましたが、すっかり変わってしまっていてコンクリートの建造物が出来ていました。池の周囲も偽木で面影が全くあるません。でももしかしてイシカワモズクが生息しているかも知れないと思ったのですが、全く見つけることは出来ませんでした。木々の葉がすっかり落ちて、やわらかい土になっていて、お孫さんを遊ばせている市民の方に会いました。

城山公園を出ると、公園の周囲はどこもかしこも湧水がとうとうと流れていて、湧水の豊かな町でした。和光市も湧水を少し大事にして欲しいと思います。

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自立支援協議会をのぞきました。

第四次和光市障がい者計画策定を控え、アンケート案が提案されていました。障害者手帳を受けている方にお送りするとの事ですが、記入は本人又は代理の方となっています。本人の意見を聞かなくて良いのか、とても気になります。視覚障害者への配慮も話されていません。更に一般の方への質問で「障害のある子どもの教育について」の項で「あるべき姿」を一般の子ども達と別クラスで教育すべきかどうかを聞いています。

障がい者計画では「インクルージョン」を柱にかかげているのに「別クラスが良いと思いますか」ではなく、「共に学ぶためにどうしたら良いでしょう」の質問になるのではないでしょうか。

計画策定部会には親御さんだけではなく、各障がいのご本人が参画できるようにしていただきたいと思います。

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3月議会に「生殖補助医療の法制化」を求める意見書を提案します。

生殖補助医療は医療の診断、治療として人工授精、体外受精、配偶子の提供、代理懐胎等を行っています。これらは臓器移植と同様に考えられていますが、生命の誕生と言うひとりの人格に関わる事ですので全く異なります。我が国では1949年から2004年までに18,168人の体外受精児が誕生しています。海外では生まれた子どもにその出自が知らされるようになっている国も多い中、日本ではほとんどが匿名で遺伝的親が誰であるか、医療機関に記録がなければ辿り知る事は不可能です。「生まれる子ども」は全く無抵抗で生まれ、その後も出自を知る権利が保障されないのではそもそも「人権」を保障する近代国家とは言いがたいと思います。

成長する中で両親がこのことで離婚する家庭もあると聞いています。

今年1月15日に神戸市で「卵子提供登録支援団体」が発足しましたが、提供者、受ける人はお互い匿名との事、「子どもの権利」をどのように考えているのでしょうか。今、家庭で育てられず児童相談所に保護されている子どもが沢山います。どの子も愛情豊かな暖かい家庭を求めています。暖かい家庭に育まれるのは「子どもの権利」です。「子どもを持つ権利」の前に、まず「子どもの福祉」を考えたいものです。生殖補助医療を用いなくても親密な親子関係を持つことは出来ます。

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天然記念物「湧水・代官水」にカワモズクが生息していました。

朝霞市の天然記念物「湧水・代官水」に今日こそ行き着く事が出来ました。

芝生が敷かれ、木々は剪定されたばかりの真新しい公園です。でも斜面はベンチフォレスト方式で土留めがなされ、流れの水際は粗朶と丸太で囲われていました。水際はロープで立入り禁止になっていました。自然を保全するとても良い整備の仕方だと思いました。和光市では急傾斜でも人が入るように散策路を作ってしまいますが、本当に緑地を大事にしようとすればこのようにすべきなのです。

池からの流れは堰から水路に落ちています。堰の石に沢山のカワモズクが生息していました。採取し(博物館の方に了解)、水路をたどると水路にも2種のカワモズクが生息していました。この水路には家庭用雑排水は一切入っておらず、ウキゴケも沢山生息していました。第2小学校の子ども達が「何かいるんですか?」「カワモズクがいるよ」「ホントだ、モズクみたい。食べられるんですか」。食べられるけど「絶滅危惧種」である事を伝えると、子ども達は「有難うございました」と礼儀正しく挨拶をして遊びに行きました。和光市の湧水地も天然記念物に指定していただきたいものです。博物館に寄って報告し帰宅しました。

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新座市で開催された「共育シンポジュームに参加しました。

久し振りに共育研究会のシンポジュームに参加しました。キャベツの会を覗いたのはもう20年以上前になると思います。「障がいを持っている子どもも持っていない子どもも一緒に生きていくのが当り前の社会」の考えに共感して何度も足を運んだ事を思い出します。篠原睦治さん(子ども問題研究会・共育研究会)と長澤民子さん(保育士)のお話がありました。

篠原さんは教育大学で特殊教育学科にいて専門家として障がい児の診断をしてきた。中立の立場で行う診断が普通教育から障がい児を排除しようとする教育機関に使われていくと言う現実。しかし障害って何だろうと思うとき障害と言われるものをもっている人が一緒にいておかしいだろうか。今、障害の名称、区分が細分化され細かく分けられてきているがそうする必要があるのだろうか。

長澤さんからは若い頃に重い障害をもった方に遭遇した事から保育園に入園を希望してきたYちゃんとの事を話されました。そして気付いたのは「子どもはすごい!」子どもは仲間の状態をよく理解して適切なサポートをしている。このような子ども達の集団の力は一緒に過ごさないと得られない。

お二人のお話の後参加者との話し合いになりました。沢山の車椅子の方やいろいろな方がいらしていて次々に意見が出て楽しい会になりました。立教大学の学生さんがこの共育研究会で一緒に学んでいてとても活気があって楽しそうでした。

今、障害を細かく分け個々の症状にそれぞれの支援をするようになってきましたが、それは違うのではないでしょうか。森田洋司さんの「いじめとは何か」にあるように集団社会から解き放たれて個が大切にされてきた事はとても大事な事だと思いますが、人は孤立して生きていく事はできません。また個別に支援をしていく事は少子高齢化の日本で不可能です。ではどのように支えあっていったらよいのか、どのような支えの仕組みを作っていったらよいのか、これからの重要な課題だと思います。

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臨時議会が閉会しました。

議案の中でも特に「地域ブランド推進 副都心線・東急東横相互直通運転記念イベント」138万円に質問が集中しました。

内外の注目を集めるため、市内の事業者が手がけている草間弥生氏のオブジェを設置すると言うものです。世界的芸術家の作品との事ですが、実は一昨年前の11月に市民からの提案があり、その後6月、9月にY議員の一般質問でも質疑がなされてきました。今まで時間があったと思うのですが、草間弥生氏のオブジェを和光市のシンボルとして設置する事の市民の合意が図られないまま、市長と担当部長で決めたとの事です。市長はこの1日限りと言っていましたが、オブジェは和光市を知らない訪問者に、和光市のイメージとして発表するものです。イベント後、私達は和光市のアイデンティティーをどのように合意し明らかにして行ったら良いのでしょう。

草間弥生氏のオブジェは直径5mのバルーンとの事です、楽しみにしてください。

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長照寺の大銀杏

昨日、市にも県立図書館にもないが国会図書館にはあるとの事で、「TREE DOCTER」№16を読むために国会図書館に行ってきました。

「TREE DOCTER」の№16は「イチョウ特集」でした。イチョウは中国が原産で、『生きた化石』と言われる裸子植物です。イチョウの実『銀杏』が食料として移動された事と一方では挿し木や接木で栽培される事から日本へは記録が定かではありませんが14世紀には伝来していたようです(あまり古くないのですね)。現在では人為的に世界中に生息場所を広げているようです。徳島大学の佐藤征弥准教授は幹周6m以上の国内巨樹イチョウ450本を対象にDNAの分析を行い日本への伝来・伝播の道筋を調べておられます。

日本ではDNA23タイプが見つかっています。和光市長照寺の大銀杏は芝東照宮×西日本1と言う種で国内で1本である事が書かれています。芝東照宮の種は港区芝公園の芝東照宮の木から見出された国内唯一の種です。西日本1の種は国内で38本見つかっており、このタイプの巨樹イチョウは韓国で最も多く存在するタイプ、との事。午王山遺跡、吹上原遺跡の事などから和光市は古くから朝鮮との交易が会ったと思われ、大変興味深く読みました。

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臨時議会が開催されます。

2月8日臨時議会が開催されます。補正予算の審議です。補正予算の内容は子ども医療費の増額、総合児童センタープール改修調査費、3/16開通記念イベント追加経費です。

開通イベントの補正は12月にも130万円行いましたが更に138万円の追加が出されています。内容は草間弥生氏のオブジェとの事、どのような経緯で市民の合意を図ったのか、どのようなオブジェなのかまだ分かりません。設置は1日限りとの事、このイベントが和光市にとってどのような価値を生むことになるのか、分かりません。

「和光市はどう言う町ですか」、にどう答えますか。私はいつの「都心にあるにもかかわらず湧水のある町です」と答えます。和光市でしか存在しない和光市の湧水を大切に守る事が和光市を唯一の町にすることと思うのですが。

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