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2013年4月

越戸川にツルギミドロ

そろそろ生物に変化が出ているだろうかと越戸川の上流部に入ってみました。ミクリは新しい葉が出て体を起こしつつありました。マツバイの花はまだ全く気配がありませんでした。チャイロカワモズクの群落はすっかり姿を消し、藍藻がふさふさと繁茂していました。その中に緑色の塊が幾つも見えました。よくみるとツルギミドロのようでした。以前からこのようにたくさん生息していたのでしょう。少し持ち帰って顕微鏡で見るとやはりツルギミドロでした。図鑑でみていた生物が実際の足元で確認できる事はとても楽しいものです。

和光市のこの豊かな自然をもっと多くの方に知って頂き共有したいものです。

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原発を考える会・瀬川嘉之氏の講演

昨日4月25日原発を考える会の総会がありました。総会に続き高木学校の瀬川嘉之氏の講演がありました。

原発事故から2年が経過し放射能汚染の事もあまり話題に乗らなくなって、国では安全対策に巨額の資金をつぎ込み再稼動に進みそうに見えます。「福島へ帰ろう」と言う声も聞こえてきました。一方では1日400トンもの地下水が流入し、貯蔵槽には穴が空き、福島原発の広大な森林はすっかり伐採され既にタンクが建ち並んでいます。これから、又今から出来る放射線廃棄物を何十年、何百年、何処でどのように保管していくのでしょうか。

市民意識と現実のこの隔たり、その中で私達はどう行動していったらよいのだろうと思っていました。瀬川さんの講演でこの実態の本質(原子力基本法)をしっかり知り、私達の手で変えていかなくてはならないと思いました。主権は私達にあります。不都合な法制度は変えていかなくてはならないし、必要な制度(原発事故子ども・被災者支援法など)は声を大にして作っていかなくてはなりません。

今回の話しで医療被曝の事も出されました。日本人は世界で最も医療被曝にさらされています。今回の原発事故での被ばくがこれらに加算されるのです。

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永井憲一さんの講演

法政大学名誉教授の永井憲一さんの講演を聞きに行きました。今自民党が憲法を改正(?)しようとしています。憲法はもともと国民の人権を守るために有るものですが、近年の政治の動向を見るとこの国は崩壊するのではないかと感じます。

改憲を叫ぶ人は「現憲法はマッカーサーからの押し付け憲法だから」と言いますが、果たしてそうなのでしょうか。そうではないことを今日改めて確認できました。また第9条戦争の放棄について当時の決心を知る事が出来ました。そして第10章最高法規において再度第97条基本的人権の本質を確認しています。これらが今ないがしろにされようとしています。私達はぼんやりと見ていてやり過ごして良いのか、そうあってはならないと強く感じています。憲法を正しく学ぶことを今こそしなければならないと思います。

赤塚不二夫・永井憲一共著の『「日本国憲法」なのだ』が再版されると聞きました。アマゾンで中古品が有りましたので取り寄せる事にしました。

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循環型社会をどう見ているのか

ごみ問題やリサイクル問題は総務環境常任委員会で審議されていますので、予算審議でどのようなやり取りが有ったのか会議録を見てきました。

生ごみ処理機のリース代36万円のところで、堆肥化されたものを市の借用している畑に投入し出来た作物を処理機の傍らに置き配布していましたが、一市民団体が行っている生ごみ処理に36万円の税金が投入されているばかりでなく農地の税金を免除している。この事業は問題だと言っています。

一方、市は「確かに生ごみを出した方が堆肥を持って帰ってくれれば廻っていく」と言っています。ペットボトルをリサイクルに出した人はその分のリサイクル品を使うべきなのでしょうか。循環型社会とは社会全体でまわしていく事です。堆肥を持ち帰り庭に埋める事のできる方はコンポストが出来ます。和光市民70%がマンション住まいで個人的には埋める所はないのです。

何だかやりとりを聞いていると少数の方々が努力するより、水分80%の生ごみは黙って燃やすごみにしてしまった方が良いとでも言っているような感じがしました。和光市ではごみ処理に8億円もかけています。焼却炉も20年を超えています。燃やすごみは極力少なくし焼却炉の延命をしなければならないのです。循環型社会に向けて生ごみはどうすれば良いと言うのか、対案が全く示されていませんでした。

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ベラルーシ・プロジェクト報告会に参加しました。

内部被爆を考える市民研究会の代表川根真也先生が日本の医師5名と共にベラルーシを訪問した報告会が浦和コミセンで行われました。9時半開始、9時には会場に到着、早すぎたかなと思いましたが、会場には列が出来ており、席は満員と事でした。若い親子がたくさん来ていました。

川根先生の今回のベラルーシ訪問は市民のカンパと、チェルノブイリ事故から支援してきた野呂美香さんの仲介のもと実現できたとの事、感謝でした。27年たった今でも高線量の地域は立ち入りが禁止され、キノコやベリー類の採取も禁止されています。土壌は今も線量が高いのです。しかしその線量は日本の現状と比べてどうなのかと言ったら、0.04とか0.05ミリシーベルトですので和光市のそれより高いとは思われない数値です。川根先生が現地の移動中の車中での線量計の数値と川口駅からご自宅までのバスの中での線量を見せてくださいましたが、日本の線量はとても高いと改めて思わされました。林間学校や修学旅行の訪問地も改めて考える必要が有ると思われました。

ベラルーシでは当初6歳前後だった女性に甲状腺がんが増えてきているようです。甲状腺がんだけでなくいろいろな臓器に異常が出ています。二世には先天性欠損や発育不全が多いようです。ベラルーシの現状は今後日本に起こるであろう国民の健康被害を予測させます。早急な対応が求められます。

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白子川・向山の魚類調査下見をしました。

水辺に下りられるようになった白子川の魚類調査を計画しています。今回はその下見を行いました。湧水池にはたくさんのヌマエビ(ミナミムマエビ?)がいました。抱卵しているエビもいました。白子川では10センチ以上のアブラハヤが採取されました。アブラハヤはきれいな水のところで生息していますのでこの地域の水がきれいだということです。「朝霞ではもういなくなってしまったよ」と言っていました。もっと暖かくなると魚種も多くなると思いとても楽しみになります。

その後アユの遡上を確認するために白子橋付近で調査しました。アユはまだ上がってきていませんでいたがここでもヌマエビと、そしてモクズガニが採取されました。通りがかりの方が展示された水槽を覗き込んで、ひと時話ができとても楽しいものでした。

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和光市の区画整理事業は順調なのか

和光市では現在5ヶ所で区画整理事業を行っています。区画整理事業は本来地権者が一つの区域の中を住み易いように整形する事と思っております。したがって基準になるのは各々の地権者の土地〔基準地積〕です。地権者のそれぞれの土地を持ち寄って整形しなおすのですから、各々の基準地積が確立できなければたとえ仮換地図も描く事は出来ないと思われます。それぞれの地権者が自分の財産である土地をまず実測することから始めなくてはなりません。区画整理事業では事業者はその事を地権者の立場に立って丁寧に説明しなければなりません。

聞くところによると当時未登記だった土地を「縄伸び(実測との差異)」として按分処分しようとしている事態も有るようです。実測しないと当初の登記簿の数字で処理される事をよく説明もせず、期間を待ったのに行わなかったのは地権者の責任と処分してしまうのは横暴に見えますがいかがでしょうか。一般の市民は法律も施行規程も簡単に読み解く事は難しいものです。事業者は市民の側に寄り添い、まず市民の財産、権利を尊重したうえで良いまちづくりを行っていかなくてはならないと思います。

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議会報告を配布しています

3月議会報告6000枚の印刷が終わり、2000枚はボランティアの方に配布お願いし、後の4000枚のうち250枚は郵送、後は手配りしています。今日は午前中に代表者会議が有りましたので11時半からまず白子3丁目、そして2丁目に配りました。5時間で約2000枚、マンションもあるのでそんなもんでしょうか。3ヶ月に一度ですが、配っているといろいろな方にお会いする事ができ、又家が建設されていたり、道路工事にあったり私としては大変貴重な時です。足が棒になりますがどうしても自分で行いたい数日なのです。

マンションでは受付の方に了解を得て配らせていただきますが、ほとんどのマンションはにっこりして「どうぞ!」と言ってくれます。ところが未だに「ごみになるから配らないでくれ!」と言うマンションも有ります。議会に上程された議案でどのような議論があったのか、行政のどんな点をチェックしたのかなど報告していますので読んでいただきたいと思っています。議員はその義務もあると思っています。いろいろな議員のいろいろな目線での報告を読むことによって行政、議会が立体的に見えるのではないでしょうか、是非読んでください。

町で配っている様子を見かけたら声をかけてくださいね。

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小学校、中学校の入学式

いつも小学校は白子小学校、中学校は大和中学校に参加させていただいています。小学校も中学校も子ども達は初々しくまぶしい限りです。

小学校では子ども達は「おめでとうございます」と挨拶されるとすべてに「有難うございます」と返し、みなのこころが和らぎました。健やかに伸びていって欲しいと願わずにはいられません。白子小学校では142人、中学校では279人の新入生、学校の新設が待たれます。

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自閉症協会の集まりに参加しました

県障害者交流センターで開催された集まりに参加しました。午前中はそれぞれの年齢の保護者の5人の方から日常生活についてご報告が有りました。一週間の予定表、1ヶ月の予定表を作る事で子どもは先が見通せて落ち着きを取り戻し、成長するに従い工夫がなされている事が報告されました。また、自他の区別を認識させる事が大事であること、基本的には家庭での育てが重要だという事、親の気付きで子ども達は生き易い環境が作り出されるのですね。

午後は齊藤宇開氏の講演でした。「障害のある人も自分の人生に自分で関わっていく事を支えてあげる事が大切」、保護者と本人に就労の意欲が有るのか、就労の意欲のない人を支援できないなど、厳しく力強いお話でした。皆で幾つかのゲームもやってみました。とても勉強になる集まりでした。

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桜まつりに参加しました。

4月6日、天候が心配される中白子小学校で「桜まつり」が開催されました。PTA、地域自治会、学校応援団、その他地域の皆様が集まりたくさんのテントが出されました。中央のブルーシートの上では大和中学校の吹奏楽、和光太鼓、親父バンドなどなど、大変盛大なまつりでした。

私は「白子・大坂湧水林保全の会」のお手伝いとして参加し、活動の展示と昆虫の紙きりを行いました。カエル、チョウ、テントウムシのきり絵ですが男の子より女の子の方が興味が有るようでした。何はともあれ活動を紹介できたのは良かったと思っています。

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周産期の死〔流産、死産、新生児死亡)について

市民科学研究室のリプロダクションについて研究しているグループでの講座です。流産、死産は決して少なくはないと思っていましたが、その一人ひとりに、親はどれほどの思いを持っていたのか、改めて知る事が出来ました。水子と呼ばれる赤ちゃんは一人と数えられる事がなく、戸籍にも記載されず葬られる事が多いようですが、医院によっては「此処に葬っています」と伝えられ親にとって拠所となっている話もありました。親は身ごもった子ども一人ひとりに同じ思いが有る事を改めて知る事が出来ました。

身ごもるという事をもっと大切にしなければなりませんね。いま行われようとしている出産前診断をどのように捉えていくのかも大事にしなければなりません。

昔は多産多死であった。これも自然の形かもしれないとの話もありました。

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