財政について、みんなで知りたいですね。
4/18(金)に長野県松本市内で開催された財政の勉強会に行って来ました。講師は都留文化大の大和田一紘先生で、実を言うと氏の講義は3回目です。
国は地方交付税を削減するために巧妙なカラクリを押し付けてきています。合併特例債も然りでその借金で合併した自治体は苦労しています。
今、各自治体の基準財政規模を次第に小さく見積もってあたかも財政力が上がったかに見せて交付金をカットしています。各自治体は豊かでないのに交付金は必要ないとしているのです。
国は財政健全化法で更に自治体を突き放し、地方は疲弊し格差が広がろうとしてます。日本国中どこにいても基本的なサービスは受けられなければならないのにその国の義務を放棄しようとしているのです。山間部の多い日本にあって大規模集約的なサービスは難しいはずです。地方では小さな自治体が本当にがんばっています。国はこれらをバックアップし地域に力を付けて行くことこそやらねばならない事では無いでしょうか。地域が力を付ける事は国が自律し力を持つ事ですよね。
今各地で市民による財政白書作りが進められています。財政白書は行政が作る物と思っているかも知れませんが市民が作る事によって市民自ら我が市の財政が見えてきます。税金がどのように使われてきたのか、どのように使うべきなのか市民自ら判断する事が出来ます。財政を自らの手に取り戻す、本当の自治とはそういうところから作り上げられるのでは無いでしょうか。市民の財政勉強会をしたいものです。
学校給食で有名な長野県元真田町(現在上田市)の議員さんと知り合いになりました。合併反対運動の旗頭になって戦った方で、合併後元真田町が不利にならないようにと議員に押され頑張っているとの事でした。
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